教育のどっち?

中高2人の子を持つワーママが、教育についての様々な悩み、選択、現時点の結果をつらつらと書き綴るブログです。

そろばんか公文か 2

 

前回の続きです。

docchichoice.hatenablog.com

 ムスコはそろばんに行き始めました。本人はとても乗り気、というわけでもなく、何となく始めた・・・という感じです。そのそろばん塾は、中学受験に向けて小学校5年生に上がるまでに中学受験に必要な計算力をそろばん検定2級を取ることでつける、その後はそろばんは卒業し中学受験の準備に入ると言うコンセプトの塾でした。

そもそも中学受験をするつもりはありませんでしたが、算数パズルとなじみがよく、思考力もまあまあありそうだったので受験をしないにしてもそういった勉強をさせたいと思っていました。

そのコンセプトが私が気にいったこと、また新規の開講だったので入りやすいかと思い始めました。ムスコは最初こそなかなか才能があったようで、新規開講のメンバーの中では先生に目をかけていただいていました。ムスコもこのころはそれなりにまじめに取り組んでいました。そろばん塾内の検定5級位まではかなりとんとん拍子に進んでいて、何とか早く公式の3級を受けさせたいと思っていました。

 

 

  3年生の終わり頃、別の習い事を始めました。そちらが週4日だったことで、ムスコの体力的にどちらにも取り組みが中途半端になってしまいそろばんも足踏み状態になってしまいました。もともとムスコはあまり覇気のあるタイプではなく、淡々とした子で、先生からも実力はあるのに気持ちがついて来ていない、と何度も苦言を頂きました。そろばんは毎日少しでも練習する必要があったのに、なんとなくなあなあになってしまっていました。

 

  5年生でやっと日商そろばん3級を受けましたが不合格。そろばんの先生に大丈夫とお墨付きをもらっていたのに。ショックで親子共々そろばんへの意欲が一時的に失われてしまいました。1年に3回の受験のチャンスしかないので、不合格はなかなか厳しいです。しかもそのそろばん塾では9割が受かると言われていたので残りの1割になってしまったことに私は大変ショックで。私のそういう弱いところがなかなかムスコを引き上げてあげられないのだと今となっては思います。何とか6年生の前半で合格しましたが、本当は5年に上がるまでに二級を完了するカリキュラムなのに6年生終わってもまだ三級。本人が強い意志を持ってない場合は親が何とか引き上げてあげないと今までの努力が水の泡です。そもそも努力していなかったんだろうと言われればそれまでですが。小学校でそろばん卒業するなら少なくとも二級は確実に取らせないといけなかった、と非常に反省しています。

 

  そろばんを五年間やらせてみて思ったのは、そろばんは検定と言うマイルストンがあるので何とかそこに合わせてゴールを決めてしっかり取り組ませる必要がある、ということです。結局公文にしろそろばんにしろ本人が強い意志を持たない場合は、親がある程度鼓舞してあげなければならない、また公文の方が周りにライバルがいる、また進捗が分かりやすいようなので特にムスコのような負けず嫌いでないタイプはもしかしたら公文のほうがよかったのかもしれないと今更ながら思ってはいます。

 

 

  ただ、そろばん3級とは言え計算は早いと思います。本人申告なので信憑性は高くないですが、小学校時代クラスで自分は計算が速い方だ、公文にみんな行っているけれども僕のほうが早いと言っていました。それが仮に本当なのであればそろばんでも公文でもやはりしないよりした方が良いと思います。最後に、やっぱり結局本人が「こうしたい!」という気持ちがないものはうまくいかないのではないか・・・と思うのですが、ムスコはそろばんにしろもう一つの習い事にしろ、何となくやっている状況でした。ムスコの趣味はある楽器で、それについては家でずーっとやっているのでどんどん上達しています。そろばんももう少しはまってくれたら、結果は違ったと思うのですが、公文にしろそろばんにしろ競争意識低めの彼にはまってほしい、と願うのは難しかったかもしれないです。